看護師には早く帰りたい日がある☆ベテランナースが本気を出した結果
歯医者の予約やデートの約束?など看護師にも早く帰りたい日があります。そんな日は朝から、部屋割り票とにらめっこ。どう動いたら効率的かいつも以上に真剣に考えます。
そんな時私の場合は、縦軸が患者さん横軸が時間の票を使ってタイムスケジュールを立てます。そして、何も突発事項が起こらなかった場合の自分の動きを大体予想します。でも、帰れなかったのは何故なのでしょうか?今回は、看護師の仕事の効率性について真剣に考えてみました。
- 看護師には早く帰りたい日がある☆ベテランナースが本気を出した結果
- 工場の生産際が良くなった理由と看護の仕事を比較
- 突発的に増える仕事がとにかく多い看護師の現場
- プライマリーナーシングやチームナーシグより機能別看護が効率的に感じるのはなぜか
- 機能別看護方式を採用している病院は少数派?デメリットは?
- ケアの質を落とさずに看護師の業務を効率化するための方法とは
- 看護師の仕事はやりがいもあるし好き☆そしてプライベートも充実したい
工場の生産際が良くなった理由と看護の仕事を比較
看護師の仕事は忙しいというのが、一般的に言われていることだと思います。でも、ベテランナースなら突発的なことが起こらなければ、ほぼ定時に帰れるかもしれません。
以前雑誌で読んだ特集で工場が何倍も生産性が良くなった理由を考察していました。その工場は、新しい工場長が厳しく納期を設定した代わりに、急に横から入る仕事を徹底的に排除したそうです。この話を読んだ時、看護師の仕事と思わず比べてしまいました。
突発的に増える仕事がとにかく多い看護師の現場
病気や怪我するのは突然なことが多いとおもいます。患者さんの体調も良くなるばかりでなく残念ながら悪くなることも。そんな場合、新しい検査が入ったり点滴が追加されたりします。そして、ナースコールも業務の合間に対応していく必要があります。
ナースコールがあった場合には必ず部屋にすぐ行くようにしているので、業務中にナースコールがあると病棟の端からは端まで移動するという場面も多々あります。外科病棟で働いていて体感で3割以上は急に横から入ってくる仕事だと感じます。
プライマリーナーシングやチームナーシグより機能別看護が効率的に感じるのはなぜか
同じ人数の看護師で、同じ数の患者さんを受け持つに当たって、病院によって看護方式というものが違っています。プライマリーナーシングは入院期間を通して1人の看護師が1人の患者さんを担当します。チームナーシングは、病棟の看護師がチームに分かれてチームごとに受け持ち患者さんを担当して行く方式です。
プライマリーナーシングもチームナーシングも、看護師が交代勤務なことからその日受け持つ患者さんは毎日変わるものの患者さんのケアは1人の看護師が責任を持って行っていきます。
対して機能別看護は、業務の内容によって担当を分ける方法です。具体的には、患者さんのケアをする人、リーダー業務をする人、患者さんの検温や記録をする人などに分かれて業務を行います。
機能別看護の場合、ナースコールに出る人、検査に送り出す人などが明確に分かれているので業務が途中で滞ることが少なく、記録をする時間も確保できるので受け持ちごとに対応する方法より効率的に感じるのだと思います。
機能別看護方式を採用している病院は少数派?デメリットは?
機能別看護もしたことがあるのですが、受け持ちがある看護方式に比べて確かに早く帰れるように思います。プライマリーナーシングの場合、受け持ち看護師が新人だったりベテランだったりするので看護の内容にばらつきが出ます。機能別は患者さんを複数の看護師で見たいくのでケアのばらつきは出にくいです。
それでも、一般病棟で機能別看護が採用されていないのはデメリットが大きいからだと思います。機能別看護だと、患者さんの話がなかなかしっかり聞けないんです。確かに1人の担当さんが朝から夕方まで対応してくれるのと、内容ごとに違う看護師が短時間ずつ来るのでは信頼関係も変わってきそうですね。
看護に関わる内容は、病気のことだったり家族関係だったりとてもデリケートです。その一つ一つを看護の視点から患者さんや家族にとってより良い結果になるように関わって行くためには、やはり受け持ち看護の方が向いているのだと思います。
ケアの質を落とさずに看護師の業務を効率化するための方法とは
清潔ケアなど一部のケアを担当ごとでなく全体で行う
交代でナースコール対応し記録をする時間を作る
急な検査やナースコールに対応する担当者を配置する
検査の送り迎えなど看護部門以外で行えるケアを抽出し業務負担を減らす
忙しくなる時間のみ外来など他部門の看護師が応援に来る
抜糸などあらかじめ予定が立てられることは日時を固定し急なケアにならないようにする
委員会を短時間で済ませるため意見をあらかじめ集めておくなど効率化を図る
一部ですが、改善のために取り組まれていることをあげてみました。
看護師の仕事はやりがいもあるし好き☆そしてプライベートも充実したい
看護業界でもワークライフバランスが取り上げられています。超高齢化社会にむけて、看護業務の効率化や改善は急務です。
看護の質を落とさずに、業務は改善して行く。ビジネス雑誌や本が大好きなのですが、看護にも当てはまるなきようがたくさんあります。他の職種の事例も取り入れながら、これからも考えていきたいテーマです。
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