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高齢者が入院するとせん妄を起こす?認知症との違いとは?

高齢の方が入院すると高い確率で起こるせん妄とは?

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高齢の方が、入院すると夜に大声を出したり、家に帰る!と興奮したり、できていたことができなくなるなど、認知症になってしまった?というような症状がおこることがあります。

 

症状が軽い場合は、気力がおきずぼんやりしているなど、うつ病と似たような症状がおこることもあります。

 

こんな状態を、せん妄と言います。せん妄と認知症は症状が似ているため、入院したら家族が認知症になってしまった?というのはよく聞くのですが、実際は違います。

 

入院や病気、手術などが原因で起こり、原因が解消されれば改善されるのがせん妄の特徴です。ただし、せん妄状態が長期にわたると認知機能に影響があるともいわれているので、適切な対応をする必要があります。

そもそもせん妄はなぜ起こる?

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せん妄は、意識レベルが低下した状態の一種ともいわれています。せん妄はよく、酔っ払った時の状態に似ているともいわれます。酔うといつもできていることができなくなったり、正常な判断ができなくなりますが、せん妄もその状態に近いです。

 

入院している場合、もちろん体の具合が悪い状態です。高齢であると、痛みや貧血、電解質のバランスが崩れている場合などは高い確率でせん妄がおこります。

 

急な環境の変化や、アラームなどで眠れないなどが原因となる場合があります。治療のための薬がせん妄の引き金となる場合があります。

 

認知症がもともとある場合、抗不安薬を飲んでいる場合、脳の病気が既往にある場合には、さらにせん妄を起こす可能性が高くなります。

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認知症とせん妄の違いとは?

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簡単に言うと、ずっと認知症の症状があるか、それとも症状が急激に起こるかということに分けられます。せん妄の場合、症状が急激に起こって一時的なのが特徴です。

家族が興奮しているので付き添ってほしいといわれたら

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入院中の高齢者に高い確率で起こるせん妄。とくに夕方から夜間に起こることが多いため、安全のために付き添いをお願いすることがあります。

 

私の場合は、高齢の方が入院した時には、入院時にせん妄のことと付き添いをお願いする場合があることをお伝えするようにしています。

 

せん妄状態であっても、家族が付き添うことで安心して落ち着いたり、治療を受けることができる場合が多いです。ひどいせん妄の場合には、一時外泊や外出をして、慣れ親しんだ環境に戻すことが必要になる場合もあります。

 

それに、看護師の立場としては夜間は勤務しているスタッフの数が極端に少ないので、申し訳ないのですが、ずっとそばで見ていることが不可能なんです…。安全のためにも、付き添いをお願いすることが多いです。

 

www.inakagurashi-nurse.com

 認知症を持つ患者さんへ対しての看護師の関わり方についてはこちらから↑↑

家族が入院した時のため付き添いも考慮に入れておくことが大切

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高齢の家族がいる場合には、入院した時にせん妄というものがおこるかもしれないということを考慮しておくことが大切です。

 

慣れ親しんだ人が付き添うことで、症状はだいぶましになることが多いです。この時に、「急にできなくなってどうしたの?!」「なんでいうことを聞いてくれないの?」など、起こってしまったり家族が不安になると症状に悪影響がある場合もあります。

 

せん妄が体の具合が悪くて起こっていることや、一時的なことを知っておけば接し方も変わってくると思います。ぜひ、高齢の方が家族にいるなら知っておいてほしいなと思います。

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