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高齢者の転倒と環境を整える☆転ばないための看護師の対応策

入院中に高齢者の患者さんが転ぶのを防ぐには…?

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入院中に高齢者の患者さんが転倒していまう…それは、看護をする上で避けて通れない問題です。完全に防ぐことは難しいけれど、環境を整えできる限り安全に過ごしてもらうことが大事だと思っています。

高齢の患者さんが転んでしまう6つの主な原因

  1. 加齢によりバランスをとる能力が低下する
  2. 生活環境などが状態にあっていない
  3. 加齢に伴う体の変化(老年症候群)
  4. 病気の影響
  5. めまい、低血圧、麻痺などの障害
  6. 薬(特に降圧薬、抗てんかん薬、血糖降下薬、抗不安薬、睡眠薬など)による影響

部屋の位置は患者さんの状態にあっている?

ナースステーションの近くの部屋にいていただく、なにも重症の患者さんばかりではありません。転んでしまうリスクが高い患者さんもナースステーション近くの部屋に移っていただくことがあります。

 

そのほかに、トイレが近いお部屋というのも大切なポイントです。病院の場合、バリアフリーで手すりがあることがほとんどですが、歩くときに手すりを使ってもらえるように声をかけるのも大切です。

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部屋の環境を整える☆ポイントは?

暗順応や色覚の低下に配慮した環境づくり

高齢の患者さんの特徴として、暗順応が低下するというものがあります。暗順応が低下すると、暗い場所で物が見えにくいということが起こります。

 

このため、転ばないためには夜間に足元を明るくするなどの対応が必要になります。また、色覚も低下するので、黄色が白っぽく見えたり、青と緑の違いが分かりにくくなるのも特徴です。このことから、表示は赤やオレンジ色が見やすいといわれています。

ベッドやイスの高さを調整する

ベッドやイスの高さは、ベッドの端に座ったときに足底がしっかりとつく高さにするのがポイントです。それより低いと立ち上がりにくくなりますし、高いと立ち上がりにくいだけでなく転落した時にケガをしやすくなるからです。

患者さんの状態に合わせた配慮

入院中は靴を状態にあったものに替えていただく

入院=スリッパと考える方がとても多いのですが、高齢の方の場合は特にスリッパやサンダルは転倒のリスクを高めてしまいます。

 

このため、入院時にご家族や患者さんにかかとのある靴を履いていただくように説明しています。普段履きなれた紐のない靴や状態によって介護用シューズがおすすめです。

 

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パジャマの裾が長くないかなども注意が必要

入院中は、むくんだり点滴をしていて着替えにくいなどの理由から、少し大きめのサイズのパジャマがお勧めのことがあります。ただ、裾が長いままだと転倒のリスクが高まってしまいます。裾上げをしてピッタリサイズにするのが大切です。

 

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場合によってはご家族に付き添いをお願いすることも…

恒例の患者さんは入院によるせん妄状態など、普段と違った状態になることもしばしば。そういった場合、転倒を防ぐためにも患者さんが安心して過ごせるようにすることが大切です。

 

ご家族に付き添っていただくのが、実は一番効果的という場合も多いです。高齢の患者さんが入院した時には、状態が変わる前からせん妄について説明を行っておいて、あらかじめ必要になったときに付き添いをお願いすることをお伝えしています。

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転倒をゼロにしたい看護師の思いを記事にしました。

状態をを理解して環境や身の回りを整えることが大切

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環境を整えるとはよく言いますが、患者さんの状態を把握して身の回りを整えていくことが大切です。転倒のリスクを考えて環境を整えてできる限り、転んでしまうことを防いでいきたいです。

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