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認知症をもつ患者さんへの関わり方☆ナースの着眼点は

認知症を持つ患者さんへの関わりかたは重要度を増してきている

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看護師を続けてきて、感じるのが年々患者さんの年齢層が上がってきているということです。外科というと以前は、高齢者の方もいたけれど若い方の割合が多かった気がします。でも、地方の病院の現状としてはほとんどの方が高齢でもちろん認知症をもともと持っている方もたくさんおられます。

 

認知症を持った方へのかかわり方、というととても幅広くて語れば一晩中でも語れそうなのですが( ^ω^)・・・今回は、基本的なかかわり方について考えてみたいと思います。

入院中の認知症患者さんへの関わりでよくある困った場面

  • 立ち上がりの介助をしているときに急に怖がって抵抗する
  • 注射などのケアを説明し了承されたけれどいざとなると強く抵抗する
  • 夕方になると家に帰りたがりそわそわと落ち着かなくなる
  • お風呂や清潔ケアの拒否
  • 一日中徘徊(歩き回り)落ち着かない

よくある場面です。あまりにもよくあって毎日出会わないことがないくらいです。でも、よく見ていると対応する看護師によってその後の展開には大きく差があるような…?

 

以前は、看護師のそういった対応はそれぞれの経験則でしかなかったのですが、今は研究が進んで体系的にまとめられつつあります。

まずはよく観察するのが大事☆落ち着かないのは実は…?

まず大事なのは、入院時の高齢の方の落ち着かなさが一過性のせん妄と呼ばれる状態なのか、それとも認知症によるものなのかということです。

 

それによって、対応が少し違ってきたりします。というのもせん妄の場合は、痛みや薬、環境などの原因があって一時的に落ち着かなくなっていることもあるので、薬や環境の調整、痛みのコントロールをすることで落ち着いてくることも多いからです。

 

www.inakagurashi-nurse.com

 せん妄と認知症の違いについて詳しくはこちらから↑↑

 

また、落ち着かない状態は、認知症のせいと思ってみてしまうと、実は病状の悪化や苦痛が原因だったという事態を見逃してしまう恐れがあるので注意が必要です。

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認知症を持つ患者さんの観察5つのポイント

  1. 病気や症状からの影響 とくに便秘や尿意、痛み、脱水、もともと持っている病気の悪化には注意が必要です
  2. 環境の変化からの影響 音や光、温度など過ごしやすい環境か、使い慣れたものが身近にあるなど落ち着く環境かなどをみていきます
  3. 症状が出現する時間帯 いつも同じ時間に落ち着かなくなることも…家族に協力を依頼したり環境を整えます
  4. 症状の出現するきっかけ 自分の年齢を若く考えていることも多いです 患者さんがしなくてはいけないと思っている役割:(子育て中と思っているなど)を確認します
  5. 活動と睡眠のバランス 昼間寝て夜になると起きる昼夜逆転も起こりやすいです 起きている時間や睡眠の状況を観察します

患者さんが落ち着かないということだけに着目してしまうと、改善できるかもしれないことを見逃してしまいます。認知症を持っていなくても同じですが、患者さんをいろいろな側面から観察して考えることが大事です。

その人に合った関わり☆よくいわれる個別性について考えてみた

看護学生の時、よく個別性が大事!と言われていました。患者さんの病気については勉強していても個別性…??って思っていましたが、今になって思えば深い言葉だったなぁと思います。

 

認知症の人と会話するときに、昔のことを家族から聞いていて話題を振ったらすごく会話が弾んで落ち着いたということもよくあります。いつもは自分の名前を繰り返すばかりなのに、一緒に作業しながらお話したらいろいろな話をしてくれたり。

 

また、その人が今まで暮らしてきた環境に近づけたら落ち着いたということも…。耳が遠い方の場合、筆談が有効ということもあります。お風呂の回数だって、私たちが思っている回数がその人の生活に合っているとは限りません。そういった情報を積極的に集めることも大事なポイントです。

そしてコミュニケーションのポイントはやっぱり笑顔と思う

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言葉が理解できなくても、笑顔と優しい言葉や声はわかるものです。基本すぎるけど認知症を持つ患者さんが落ち着かない時に、つい怖い表情や大きい声になってしまっていることが…。

 

そういう場面を見ているとほぼ間違いなく、患者さんはもっと落ち着かなくなっていきます。私自身考えてみても、わからない言語で怖い顔で怒鳴られたら、どうしていいかわからなくて不安になります。

 

私の場合コミュ力が最底辺から看護師になったってよくブログでも書いていますが(^-^;話すのが下手な私でも笑顔と落ち着いた声があれば、かなりのばあい患者さんは落ち着いてきてくれます。癒しのオーラをまとった看護師にむけますます精進したいですね~^^

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