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看護師は手術後見えない痛みをどう評価する?外科ナースの心得☆

手術後といっても痛みって人それぞれ。どう評価しよう??

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手術後の回復のためには、痛みの管理が大切といわれています。でも、痛みって、人それぞれだし、目には見えませんよね…?看護師が、どんな方法で痛みの評価を行っているかをご紹介します。

まず前提として手術後には創の痛みがあります

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今回は、手術後にどのような観察を行っているのかについては詳しく書きませんが、手術後には前提として創の痛みがあります。

 

創の痛みや、内臓の痛みは通常誰でも起こります。でも痛みの程度には人によって差があります。縫ったところから出血したなど異常な痛みもあるので、血圧やモニターの数値など全体から異常なのか通常の経過による痛みか判別します。

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痛みの強さの表し方

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患者さんが痛そうに顔をしかめてる、痛いと言っている…。そんな時は、全身の観察を行うとともに痛みの強さを表すスケールを使って痛みの評価を行います。

 

いろいろな評価方法が考案されているのですが、その中でも有名どころを2つご紹介します。

NRS

「想像できる最悪の痛みを10点全く痛くない状態を0点とすると今の痛みはどれくらいですか??」

 

( ^ω^)・・・はい。痛みというのは人それぞれなので0~10の数字に当てはめて答えてもらいます。あいまいといえばあいまいですが、「どれくらい痛いですか?」「う~ん?ちょっとかな?」よりはわかりやすいと思います。

 

NRSというスケールの場合、4点以上で薬などが必要な痛みがあると考えられています。

フェイススケール

Children's pain scale.JPG
By Robert Weis - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

フェイススケール - Wikipedia

しゃべれない時やお子さんなどの場合0~10点で表現してくださいと言っても無理ですよね。そんな場合は、表情を見て判別します。当たり前といえば当たり前なのですが、目には見えない痛みを見える形で表現したスケールです。

 

術後ケアとドレーン管理のすべて

術後ケアとドレーン管理のすべて

 

 参考文献:竹末芳生,藤野智子;術後ケアとドレーン管理のすべて 照林社 2016 192‐200

手術後の痛みを軽減することが回復につながるので何回も聞くけれど許してくださいね

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 手術後の痛いときに、看護師がそばに来ては痛みを0~10で表してくれだなんて、今はやめてほしい…。って思われるかもしれませんが、結果を医師に報告して痛み止めを考えてもらったり、変化を見て異常を早めに発見するように努めています。

 

私が受け持つ患者さんには手術前に以下のことをお伝えしています。

  • 手術前に当日は創の痛みがあるけれど、痛みの状態を観察して痛み止めを使ってコントロールしていくこと。痛みは我慢する必要がなく、痛みが逆に血圧をあげてしまったりするので教えてください。
  • 痛みをコントロールして、早めにリハビリを開始することが、手術後の回復のために大切です。

 

手術後の痛みのことや軽減する方法を説明された人は、されない人より痛みのコントロールが良いといわれています。

 

手術後の大変な時に何度も聞いて申し訳ないなっていつも思うのですが、痛みを軽減して少しでも楽に過ごしてもらったり回復してもらいたいと思っています。

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